連結仕訳分析

こんにちは。今日はいい夫婦の日(11月22日)でしたね。この日に入籍するカップルの方も多いとか。

さて今日は関与先の企業さんの連結仕訳分析を行っていました。

毎月の月次決算で作成された連結精算表に入っている連結仕訳について間違った仕訳が入っていないか、漏れがないかといった異常点を探す作業です。

連結にしろ個別にしろ企業の決算数値について異常点を探すにあたって、まず何かと比較してみるというのはとても有効で、前期と比べてみるだけでもだいぶ見えてくるものがあります。

連結精算表で間違いのもとになりやすいものの1つは、個別の数値の誤りを決算作業中に発見するのだけども、時間がないとか、面倒くさいとかいった理由でその誤りを個別の数字から修正せずに連結精算表上で修正する、ということをやるケースです。

このケースの場合、例えば第2四半期の決算中に個別の誤りを発見し、それを連結精算表上修正し、第2四半期はいったん無事終了します。ところが、次の第3四半期の決算になった時、第2四半期で発見された個別の修正を個別で入れるのはいいのだけども、第2四半期の連結精算表上で個別の誤りを修正する連結仕訳がそのままになったまま第3四半期の連結精算表を作ってしまうことにより、個別と連結で修正仕訳が二重に入ってしまう、という誤りが発生してしまうことになります。

この誤りはどこの会社でも、とまではいいませんが、比較的起こりやすい連結精算表作成時の間違いの1つではないかと思っています。もちろん個別の修正を連結仕訳でやるのが間違っている、というつもりはなくきちんと管理していれば問題ないわけですが、私はよほど決算発表が間近に迫っているとかいう事情がなければ、個別の誤りは個別から修正することをお勧めしています。どうせ最終的には個別を修正しなければならないわけですから、それならさっさとやってしまって一つでも将来にわたって管理すべきタスクを減らしてしまえという考え方です。

今日は久しぶりの会計ネタでした(笑)。

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