こんにちは。今日も朝の冷え込みが強い日でした。
さて、今朝の日経から。
賃上げ・投資で法人減税 政府方針、実質負担25%に
たしか先日(11月10日)にも「税による誘導で賃上げが可能か」という投稿で触れた気がしますが、もはや減税によって賃上げや設備投資を促すのは無理でしょう、と思うのは私だけではないと思います。
減税の効果は永続するものではありませんが、減税されるからといって賃上げすれば、その後理由もないのに下げるのは難しく、一度上げた賃金が企業業績を圧迫するのは目に見えていますし、設備投資だって今後長期にわたってモノが売れる見込みがあれば意味があるかもしれませんが、消費者の嗜好が多様でうつろいやすくて先が見えにくい現在、減税があるからといって大規模な設備投資を積極的にやろうという企業があるのでしょうか。
税制のアメやムチによる企業誘導策はほぼ意味がないと思います。それよりは規制緩和に知恵を絞ったほうがカネはかかりませんし、ビジネス参入の機会が増える契機となるのではないでしょうか。