こんにちは。週の始まりは週末に続いて冷たい雨の一日となりましたね。
さて、今年7月に新しい会計基準である「収益認識に関する会計基準」案が企業会計基準委員会より発表され、今月の20日までがパブリックコメントの受付期間となっています。
既にIFRS導入済の企業関係者は別として、企業会計に関係する方々は、遅くとも強制適用される平成33年4月1日以降開始する事業年度から導入できるよう、これからの準備・対応を進めねばなりませんね、手探りの作業が続くでしょう。私もですが。。
公表された基準案や適用指針案及び設例に目を通した感じでは、とても概念的な文章で、「たしかに顧客との契約を会計で描写するとそうなるのかな」とも思いますが、「ちょっと趣味の世界に入っているんじゃないの?」とも思いました。会計士がこんなこと言っていていいのかわかりませんが。。でも重要性の概念も結構ある印象。
とまあ、実務家がぶつぶつ言っていても始まらないので、とっかりとして基準の解説セミナーにも行ってきましたし、とりあえず書籍も下記の3冊を買って読み始めています。
・取引事例に見る「新たな収益認識基準」実務対応
→基準案が公表される前の本ではありますが、基本的に新基準がIFRS第15号をベースとしているため、IFRS第15号を通じて新基準を一通り理解するにはよいのではと。実例も豊富でよいと思います。
・収益認識の契約法務
→これも基準案が公表される前の本ではありますが、弁護士兼会計士の著者が書いた本で、収益の「認識」部分に影響する法律論的な解説をしてくれています。新基準への対応では法務部門との連携も想定されることから、法務部門の方とコミュニケーションを図る上では目を通しておいて損はないのではと思います。
・IFRS「新収益認識」の実務
→今日届いたばかりの最新刊。新基準公表後では第1号の解説書なのではと。これから読みます。
ある程度本を読んだ後は、導入プロジェクトの絵を描いて、影響度の調査から始まり、経理部門内及び関係各所に通知して学習・理解してもらい、、とこれまでの会計基準の導入と違って経理部門内では完結できないですね。
がんばろ。。