税金は取りやすいところから

こんにちは。今日もいい天気の一日でしたね。ただ、街中でマスクをしている人が目立つようになったように思います。

さて、今朝の日経から。

会社員の増税、年収800万円超で決着 政府・与党

先日の法人税減税のニュースと併せ、個人増税・法人減税の趨勢は変わらないようです。

また、源泉できっちり取れるサラリーマンからの増税、ということで反発が起きそうですね。

ただ、記事の中で私が気になるのが、

「改革案では22歳以下の子どもがいる子育て世帯は高額所得者でも増税対象から省く。介護世帯も負担を減らし、在宅のみを軽減対象とする当初案を見直し、通所も含めて要介護度で線引きすることで決着した。」

という箇所で、自民党の伝統的家族観が前面に押し出されているなあという印象ですね。子供を持たない、とか自分の親を自宅で面倒見る、という選択をした世帯は増税しないが、そうでない選択をした世帯は増税、ということのようです。

子供を持つ持たないは個人の自由だとは思いますが、その自由な選択の結果、経済的不利益を被るのがよいのかどうか、また介護についても自宅ではなく介護サービスを利用したら利用者に利用料を負担をしてもらえばよいわけであって、自宅介護を行う世帯を税制上優遇する、というのも負担のさせ方に違和感を感じます。

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