こんにちは。この時期の帰りの電車の中は、忘年会帰りと思しき人たちが増えてきましたね。
さて、そんな車内でたまたま見た記事。
焼きそばハイボールに携帯投げ捨て、商社パワハラの実態 —— 20代“下積み”の理不尽
事実とすれば、いまだにこんなことをしている会社ってやはりあるんですね。
私が新卒で入ったのは都市銀行で、いま思えばやはり伝統的な日本企業だったなと思います。入ったのはもう15年近く前になるのですが、縦の関係がハッキリしていて、体育会的、軍隊的な匂いのする組織だったと思います。
記事と同じような、とは言いませんがまあ似たような雰囲気はあったと思います。酒席といえばとりあえず勧められればどんどん飲んで、先輩の杯が空く前にお勧めし、注文を取って回る―というのが当然な感じでしたね。
日本企業のそういう独特の体育会的・軍隊的雰囲気は強烈な同調圧力があって、返事といえば「はい」か「Yes」かという冗談のようなお話が罷り通っていたように思います。
学校を卒業したばかりで、新しい環境で不安もある中で、悪い意味での伝統的日本企業の環境では耐えられなくなって辞めてしまう新人が出ても不思議ではないと思います。莫大なコストをかけて採用・教育をしているのにそんなことで辞めさせてしまっていては、組織としても大いなる無駄遣いですし、お互いに不幸だと思いますね。
若い世代が増えるにつれて少しずつそういうノリは減ってきているのではないかと思いますが、まだ昔のノリで育てられて染まったしまった人が幅をきかせる組織もあるんでしょうね。
この手の不幸な退職話と人材の無駄遣いが減ることを切に望みます。